成田空港沿いのオリジナル地図作成をトレースしていると、なんだか不思議な鉄道をみつけました。「芝山鉄道」です。全長2、2キロという距離を走る「日本一短い鉄道なのだそうです」なんだか、かわいらしいですよね。かわいいと表現しましたが、成田空港内を走るので、各列車には、警察官が警備の為に添乗し、ローカル線のようなおっとり・まったり感はなさそうです。2002年に東成田から芝山千代田間が開業するまでには、いくつかの苦難はあったようですが、無事、成田空港建設予定地の芝山町への交通機関の便宜をはかる為に、住民側からの要望として建設された鉄道のようです。地図作成をオリジナルで行ってみると、改めて土地の歴史などに触れる機会が増えるので、小旅行の前にオリジナル地図作成を行ってから現地に行くと、感動や見える風景の感触に異なりを感じます。実際に2002年に開業を迎えた成田空港芝山鉄道は、その前衛として1981年に設立された小型電車の運転を引き継ぐ形で設立されたようです。観光路線として注目もされているようで、空港マニアやファンなどにはたまらない鉄道でもあります。成田空港芝山鉄道は、同じ千葉県内の九十九里方面(蓮沼海岸)への延伸計画があるようです。楽しみですね。以前は、行商列車として、野菜や果物を籠に担ぐ、行商のお婆ちゃんたちを上野駅まで運行していたようなのですが、2013年にてその運行も取りやめとなっております。歴史深い、日本一短い列車を、地図作成中にみつけました。地図には、その土地の風土と歴史が描かれていると同時に、その土地に住む人々達の息使いが刻まれてもいるのです。