グラフィックソフト

グラフィックソフトはペイント系とドロー系とに分かれますが、それぞれに長所と短所とがあります。ドロー系ソフトは、データを点、線、面に分割して捉えることができ、各要素をオブジェクトとして操作することが出来ます。そのため、始点、長さ、方向といった、数値に変換して管理することになります。ですからレイヤーの機能も十二分に働きます。扱われるデータはベクトルデータに当たるので、拡大してもペイント系のようにジャギーが生じたりせず、見栄えの良い、綺麗な状態を維持することが出来ます。代表的ソフトとしては、イラストレータ等が挙げられます。グラフィックソフトとしては、ペイント系もドロー系も一長一短ですから選びにくいのですが、地図作成という目的で選べば、ドロー系が向いていると言えます。但し状況次第でペイント系が推奨されることもままあり、選択肢から排除してよいわけではありません。例えば主題図で必須となるベースマップは、スキャナーで取り込みます。主題に合わせるように切り取らなければなりませんし、地図同士をくっつけることもあります。また解像度を変えて表現することもあります。そうしたケースでは、ペイント系ソフトが一番役立つため、欠かせないソフトとなっているのです。