地図について

球体の地球を地図におとしたときには二次元のものに表示しなおさなくてはなりません。地図作成において球体のものを平面に描き直すときには必ず歪みが生じてしまい、面積や角度、距離を同時に全て正しく表示することは現状不可能です。

三次元を二次元の平面に書き直すためには、使用目的によって、地図を描き分けなければいけないのです。様々な種類の中に、モルワイデ図法というものがあります。19世紀にドイツのモルワイデが考え出した地図作成の図法です。地球を楕円形に表わして、 北極と南極に近い地方の形のゆがみを少なくした図法ということが特徴です。

主に分布図で使用されている事が多いようです。このような図法を使用して作られた地図をもとに、発展形としてデザイン性が高い地図も多くつくられるようになりました。最近の地図作成では平面だけでなく立体感を演出することもよく好まれています。今後とも地図の発展が楽しみですね。