江戸時代に流山で造られた「白みりん」は、現在も名産物として、また産業という形でもその形を残しております。流山の酒、みりん醸造などを、運ぶ沿線として開通させたのが始まりで、当時は、流山軽便鉄道と呼ばれていたようです。１９１６年頃は、雑木林や農地の広がる路線であったようです。オリジナル地図作成の中の現代の地図上では、宅地化された周辺地域の人々の住居地域として伺い知る事ができるので、地域住民の脚として、活躍しているのではないかと考えられます。地域に喜ばれる路線をめざし、経営を心掛けてきた銚子電鉄は、１９７０年以降の新車に、「流星」「流馬」「若葉」「なの花」「あかぎ」といった、愛称であるネーミングを募集する事で、地域参加型経営のお手本とも言うべき地域密着型経営を目指しているように感じます。平坦な温厚な地形を、ゆったりとわずか６駅運行しているようです。
