妄想地図と鉄道の旅

地図作成

最近は、パソコンでオリジナル地図作成などが、簡単に作業できる自宅できるツールが増えてきました。

私は、パソコンで簡単な案内図ぐらいは作成するほか、地図をトレースするのも好きです。

薄紙を地図の上に被せて、鉄道のみのオリジナル路線図を作成したり、小旅行に出かける際には、オリジナル旅のしおり、地図付きで発行したりもします。トレース紙と鉛筆やペンがあれば、地図に沿って必要な輪郭をなぞるだけですので簡単です。

現地で地図を自作してみることもあります。実際の地図を作るときは、意識的にプロの地図作成の技術とかを参考にしてみることも多いです。そうすることで、地図作りの腕も磨ける気がします。

そして作成した地図をどうするかというと、もっぱら眺めて妄想にひたるのです。この列車に乗って旅をしたらどんな感じになるのかと。

当然、時間とお金に余裕があれば実際に乗りに行くことだってあります。妄想通りの景色が広がることもありますが、ほとんどの場合、妄想よりもずっと素敵な景色と出会えることが多いのです。だから空想での鉄道旅はやめられません。

 

幻の成田新幹線

先日、ある幻の路線の記事をみつけ驚きました。千葉県を走る予定であった「成田新幹線」なるものが、整備される予定であったのです。

そうなると、東京都内から成田空港までアクセス最速30分であったようです。1970年に公布された全国新幹線鉄道整備法に基づき、成田新幹線が生まれる予定であったようです。まさに幻の新幹線です。

当時の道路や鉄道開発は、土地に関わる建設問題や、建設中、建設後の騒音問題などに対する猛反対があったようです。その後、1987年に中止が発表されたようです。その関係で成田空港は、世界一不便な空港として、交通渋滞による、都内から空港へ繋ぐリムジンバスの遅延や、電車でのアクセスに関しても空港駅からターミナルが離れている為、バスの乗り継ぎがある事が不満の声をして指摘されていました。

幻の新幹線、成田新幹線の為に準備されていた地下ホームは、その後、その他の在来線の乗り入れや接続を可能にし、1991年には成田エクスプレスなどが運行を開始しました。2010年には、成田スカイアクセス線も開業を迎えたそうです。

実際問題、新幹線を開通させる事は大きな壁がありますよね。

でも妄想鉄道旅なら、必要なのは空想力だけ。地図を作る上でも紙面上では、線を引いたり、ボックスを置いたりすれば、列車が開通したり、駅が新設できますし、それを元に妄想していけば、簡単に幻の成田新幹線にだって乗れちゃうのです!